夏だ!猛暑だ!犬猫の熱中症対策!
ここ数年の日本では、「冬はかなり寒く」「夏は信じられないほど暑い」という気候が続いていますよね。
春や秋はすっかり存在感がなくなり、9月まで暑いなんてザラです。
今年の夏も熱中症で運ばれた患者はかなりの数に。
熱中症対策しなくてはいけないのは人間だけではなく、大事なペットもですよね。
今回は犬猫の熱中症対策についてご紹介します。
ここ数年の日本では、「冬はかなり寒く」「夏は信じられないほど暑い」という気候が続いていますよね。
春や秋はすっかり存在感がなくなり、9月まで暑いなんてザラです。
今年の夏も熱中症で運ばれた患者はかなりの数に。
熱中症対策しなくてはいけないのは人間だけではなく、大事なペットもですよね。
今回は犬猫の熱中症対策についてご紹介します。
【悲しい熱中症事故】
具体的な熱中症対策の前に、国内で起きている悲しい事故のお話をしたいと思います。
飛行機でのペットの預かりサービスを利用し、そのペットが死亡するという事故が幾度と無く起きています。
これは、ペットの乗っている貨物室の室温が、人間の座席の空間の室温よりもかなり高いために起きたと思われます。
もちろん、管理側の航空会社の責任は大きく、憤りを禁じえません。
ですが、まずは飼い主である私たちがじゅうぶんにリスクを勉強した上で利用するかどうか決めることも重要でしょう。
このような死亡事故が特に起こりやすいのは、パグやシーズーなどの鼻の短い犬種です。
犬は鼻の呼吸によって、体温調節を行います。
鼻の短い犬種は呼吸がしづらいため、体内の熱を外に放出するのも苦手で、熱中症にかかりやすいんですね。
ちなみに鼻の短い種類が熱中症にかかりやすいのは、猫も同じです。
【犬猫の熱中症を防ぐには】
犬や猫は人間と違い、身体から汗をかくことはできません。
おまけに全身がもふもふの毛で覆われているのはご存知の通り。
アスファルトの照り返しも、犬や猫のほうが距離が近いので、お散歩の際にもろに浴びてしまいます。
むしろ人間よりも熱中症にかかりやすいと言えましょう。
日中、閉めきった部屋に犬猫をお留守番をさせるというのは大変に危険な行為なのです。
では、以下に熱中症を防ぐための対策を挙げていきます。
■犬をつなぎとめて買い物をするときの注意
暑い日犬をつなぎとめて買い物をする時、日陰に犬を置いてあげますよね。
ですが当然ながら太陽は移動するので、日陰の位置も変わります。
当たり前のことなのに、買い物に夢中になってしまうとついつい忘れてしまいがち。
長時間目を離さないようにしてあげてください。
■水浴び・濡れタオルのススメ
犬の場合は水遊びが好きな子も多いはずです。
子供用のプールや、たらいなどをつかって水浴びをさせてあげましょう。
また、猫の場合には濡らしたタオルで全身を拭いてあげるのもいいですね。
■クールマットの使用とエアコンの利用
現在では市販のクールマットが数多くあります。
その上で寝そべって涼を取るんですね。
アルミでできたものや大理石でできたものなどありますので、ペットの好みを考えて購入するのがいいでしょう。
ただし、暑い部屋にクールマットを置くのはあまり意味がありません!
風通しをよくしたり、エアコンをつけるなどした涼しい部屋にしておかないと、クールマットも生暖かくなってしまいます。
人も犬猫も快い、28℃くらいの部屋の温度設定にしておきましょう。
■水飲み場を増やす
脱水の状態は熱中症を引き起こしやすくします。
いつもの水飲み場にプラスαして、新鮮な水がいつでも飲めるように工夫してあげましょう。
■ペットが家のどこにいるか常に確認しておく
小さな犬や猫だと家の中でも「どこにいった?!」となりがち。
ふいに出てきてきょとんとしている様子はとても可愛いけれど、今の季節はどこにいるのか逐一確認しておきたいものです。
特に猫は狭い場所が好きなので、小さな隙間に入ったまま熱中症を起こしているなんて、笑えないケースも。
普段からどこの寝場所が好きなのか、把握しておくようにしましょう。
【これって熱中症?――ペットの様子がおかしくなったら】
息が浅い、体温が高いなど熱中症の症状が出たら冷たいタオルで身体を包み、扇風機をあてるなどして気化熱で冷やしてあげてください。
これはあくまで緊急の手当にすぎませんので、すぐにかかりつけ医に連絡し、しかるべき診察を受けてくださいね。
【最後に】
いかがでしたか。
人間も怖い熱中症。ですが、犬猫にとってはもっと怖い存在なのです。
しっかりと対策を取り、快適な残暑を過ごしましょう。