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怖いもの見たさの真骨頂。「見世物小屋」の話

蛇女、たこ女、人間ポンプ、火吹き、珍獣……。

かつて日本にはこのような見世物を行う興行があったそうです。

このような「見世物小屋」では、日常では見られてないような禍々(まがまが)しいパーフォーマンスが行われていました。

現在では伝え聞くことしかできない、見世物小屋とは?

【「禍々(まがまが)しい見世物小屋」というイメージは明治以降にできたもの】

結論から言ってしまうと、見世物小屋の見世物には、種も仕掛けもあります。
見世物小屋は江戸時代に始まり、サーカス・動物園・曲芸を兼ねる出し物でした。

浮世絵で「見世物絵」と呼ばれるものが現存しており、これを見ると曲芸・軽業の要素の強い、比較的クリーンなものであることがわかるかと思います。

これが明治以降に、電気仕掛けのものと結びつき、現在の見世物小屋のイメージである「禍々しさ」「猥雑さ」といった雰囲気を帯びるようになります。

【社会福祉の波に押されて徐々になくなる見世物小屋】

image by veroyama

見世物小屋では人が呼べると思えばなんでも行ったので、娼婦の性行為をのぞき穴で見せたり、「蛇女」「たこ女」などと称して身体障碍者を見せたりしていました。

非常に差別的だと思われるかもしれませんが、ある意味では見世物小屋は娼婦の小遣い稼ぎの場であり、身体障碍者の数少ない雇用先であったわけです。

ただし、見世物にするための人身売買があったという話もあり、日本の社会福祉制度の深化に伴って、見世物小屋は肩身を狭くし、徐々に消滅していきました。

【アメリカ映画「フリークス」】

movie by https://www.youtube.com/

見世物小屋は何も日本だけのものではなく、海外でも存在していました。

1932年に公開されたアメリカ映画『フリークス』は、見世物小屋を舞台とした物語ですが、なんと出ている役者は本物の奇形・奇病を持つ方たちでした。

現在日本では、実際の見世物小屋でどのような人たちが所属していたのか、正確にわかる資料はありませんが、この映画を見ることで何らかうかがい知ることはできるかもしれませんね。

【見世物小屋を題材とした作品】

現在はなくなってしまった見世物小屋ではありますが、それに材をとった作品は多数存在しています。
雰囲気を知りたいのなら、こういった作品に触れてみるのもいいでしょう。
もちろんあくまでもフィクションだということをわきまえつつ、ですが。

●椎名誠『猫舐祭』(短編小説)
・・・見世物小屋が立ち並ぶ猫舐祭。そこで見せられる見世物は最新の科学的な技術を用いたもので……。おどろおどろしく、混沌とした雰囲気の物語。

●松浦理英子『親指Pの修業時代』(長編小説)
・・・ある日突然足の親指がペニスに変化してしまった女子大生の主人公は、性的な能力を見世物としている興業〈フラワー・ショー〉に参加することになる。官能と見世物小屋的禍々しさの融合している作品。

●丸尾末広『少女椿』(漫画)
・・・見世物小屋に売り飛ばされた少女みどりを描いた作品。主人公みどりがとにかく不遇。以前アニメ化されましたが、実写映画化もし、2016年5月下旬より公開予定。
ちなみに同じ作者による『トミノの地獄』(連載中)も見世物小屋を舞台とした作品。

あきら

アラサー!
都内の某大学院を出てから、ライター兼猫の奴隷として働くことに。
夏のビールもいいけど、冬のココアのほうが好き。
ドラクエ6ではハッサンを必ずパラディンにします。
ライティングのご依頼はこちらまで:akiramizushima653★gmail.com(★→@)

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